【ネタバレあり】大人が泣ける絵本を映画化・いけちゃんとぼくの感想

最後の恋人になったあの人の側に、もう少しだけでいいから一緒にいたかった。いけちゃんの切ない想いが無条件に泣けます。

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2009年/日本 上映時間107分
監督:大岡俊彦
脚本:大岡俊彦
出演:深澤嵐、ともさかりえ、萩原聖人、蒼井優(声の出演) ほか

ふしぎな生き物の「いけちゃん」。正体はよく分からないが、いつも傍にいて見守ってくれる良いお友達。いけちゃんはちょっと変わっていて、嬉しい気分になると数が増えたり、困ると小さくなったり、ぼくが女の子と遊ぶとすごく怒り出す。いけちゃんの正体は何者なのか?

「大人も泣ける絵本」の触れ込みでヒットした原作(絵本)はもう大大大好きで見る度にホロリとくるのですが、なんだろう、この退屈感。
特に前半の子どもたちの喧嘩のシーンとか、なんかダラダラと続きただただ長い。
そして、実力があるといってもしょせんは子役。その演技に次第に覚める。
やはり絵本のイメージが強すぎるせいで、紙面に描かれた間や空気感を監督の主観で映像化されると感性が合わなかったときの拒否感がヒドイですね。
でも悪いところばかりではなかったです。
蒼井優が声優を務めたいけちゃんは可愛かったし、原作通り存在そのものが切なくて哀しい。
愛しい人が大人に成長していく様を、彼女はどのような思いで見つめ、共に過ごしていたのでしょう。
楽しかったには違いない。
だけど、別れのときはやはり悲しすぎます。切なすぎます。
 

原作にはない、涙声の「愛してる」は完全に泣けました。

 
冒頭では男友達みたいだったいけちゃんが、最後には一人の女性になります。
パンフレットよると、蒼井優さんもそんな演技を意識したそうです。
また、本作について、原作者の西原理恵子さんは次のように語っています。
 
「“好き”がいっぱいつまってる作品なので」
「好きな人と一緒に見てもらえたらうれしいです」
 
 
独りで見ましたごめんなさい。
 

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コウカ(kouka)
ライター、カメライター、漫画原作者。写真と落書き漫画を交えて文章を書くのが好き。瞬発力だけで生きている。

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