映画版カイジ『人生逆転ゲーム』に韓国語を話すキャラがいる件

公開日:2013/01/20 更新日:2018/04/25

ケーブルTVで放送していたので何となく鑑賞。韓国映画でもない同作をなぜこのブログで取り上げたのか?それは作中で韓国語が聞こえてきて「んお?」となったからです。

2009/日本 上映時間129分 監督・佐藤東弥
出演:藤原竜也, 天海祐希, 香川照之, 山本太郎, 光石研

自堕落な毎日を過ごすフリーターのカイジは自他共に認める“負け組”。そんなカイジの日常が友人に背負わされた借金をきっかけに一変して……。人気コミック『カイジ』の実写化第一弾。



登場シーン

地下の強制労働施設のようなところから抜け出し、ビルからビルへ移動するのに「鉄骨の上を渡れ」と言われるカイジたち。

危険極まりないこのゲームに震え上がる仲間を、カイジは自らを含めて鼓舞します。

「俺はやるぞ!」
「俺だ」
「俺も俺も!」
「나도 하겠어!」

ん?

なんか、赤い服を着た俳優さんです。

キャプチャ1

字幕も出ないし、聞き間違いかと思いましたが、すぐに自分の耳が正しかったことを確信します。

皆が真っ直ぐ鉄骨を渡れるよう、カイジが仲間の靴にマジックで線を描いてやるシーン。

「カイジ君僕にも描いてくれ」
「俺も俺も」
「俺も!」
「나도 해줘!」

おほっ。

皆が「やるぞー!!」と意気込むシーンでは、「하자!」と叫んでいます。

実は、これらのハッキリとした韓国語を聞く前から、「韓国人キャラが混じっているかも」と思わせるセリフがあります。

香川照之に「スターサイドホテル(鉄骨の先にあるビル)に行け」と言われるシーンで、この赤服俳優さんは、

「スターサイドホテル?」

と聞き返すのですが、この「ホテル」が「호텔」の発音っぽく聞こえるんです。このときは、毎日韓国語を聴いているせいだと思いましたが、やはり間違っていなかったんですね。

욕(悪口)を吐き人を道連れに

鉄骨渡りゲームに挑戦するも、失敗者(死者)続出で怖くなった韓国人キャラは、途中まで渡った鉄骨を引き返そうとします。しかし、後ろには同時進行で挑戦している人がいる訳で。

そこで、「どけ!」と口論になります。

キャプチャ2

「난 돌아가겠어!」
「비켜!」
씨발 비켜!」

後ろの人「……なんなんだよ〜」

笑。

「引き返せるかよ!」という思いと「お前なに喋ってんだよ?」という疑問が、この「なんなんだよ〜」に表れていてとても素敵。

相変わらず字幕なしなので、視聴者の大半は後者の疑問が浮かんだでしょう。

『씨발』というのは、(本来は)他人をそしる非常に悪劣な言葉らしいですが、結構みんな使うので、ここでは「Fuck!」くらいの解釈でいいと思います。

キャプチャ3

パニック状態の韓国人キャラは、力づくで後ろの人をどかせようとし、もみあいになった結果、両者ともに落下。

 

なんて迷惑な奴。

 

かわいそうに後ろの人。。

ホントに韓国人?

韓国語が出てきたおかげでテンションが上がったのですが、この役者さんは日本人ではないかと踏みました。

なぜなら発音が非常に怪しいんです。「난 돌아가겠어!」のアタリとか特にそうです。

少々気になったので、エンドロールに韓国人の名前があるかどうか注意深く見てみると……いました!

『チョウソンハ』という役者さんです。そして、エンドロールを見進めていくと、『韓国語指導 キョン』という表記も発見。

なるほど。この役者さんは在日コリアンで、韓国語はできるけれど本場仕込みではない。そこで専門家が発音指導についたという訳ですね。

チョウソンハさんについては、ググると一発で出て来ました。→ チョ・ソンハ – Wikipedia

しかし、なぜこの作品に韓国人キャラを入れ込んだのかは未だに謎。ひょっとして原作に登場するのでしょうか?私の読んだ限りそんなキャラはいなかったと思いますが……。
ご存知の方がいれば教えてください。

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コウカ(kouka)
ライター、カメライター、漫画原作者。写真と落書き漫画を交えて文章を書くのが好き。瞬発力だけで生きている。

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