読み手がリアルに想像を巡らせるキャッチコピーとは

公開日:2008/12/15 更新日:2018/04/21

「けがをしますと病院に収容されるまで約2時間かかります」

こう言われるとなんだか構えてしまいます。

リスク 読み手にリスクを連想させる

スピードを出し過ぎることは違反であり、交通事故を誘発し、そして死亡事故に至る。このロジックは誰の頭の中にもあるものです。それを、

「死亡事故多発」

と、リスクの着地点を「死ぬ」という結果にいきなり降ろすのではなく、

「助からないかもしれない」

と負の可能性を匂わせながら、死または大惨事に至るまでの過程を想像させるところがポイント。

残念な話ですが、私たちは「交通事故」「死亡事故」という言葉を聞きなれ過ぎてしまっています。コピーで伝えたいコンセプトは「事故をなくすために安全運転しよう」なのですが、これをそのまま表現に使うとたいてい失敗します。心に響かないからです。

私たちはさまざまな選択をして生きています。自分の身に危険が及ぶ可能性があるとき、直接的な結果論で「危ない」とか「死ぬぞ」と一方通行で伝えられるよりも、回避の可能性も匂わす『もし・たら・れば』で現状を知らされた方が、選択として捉えることができるのです。

たとえばスキー場などで、

『この先キケン!入るな!!』

よりも

『入って迷っても誰も助けに行きません』

等と書いてあった方が怖くありませんか?

と、講釈をたれてみましたが、冒頭の画像はただ単にありのままの事実を伝えただけの可能性大。西多摩ってそんなに田舎なんでしょうか。よく分かってなくてすいません。

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コウカ(kouka)
ライター、カメライター、漫画原作者。写真と落書き漫画を交えて文章を書くのが好き。瞬発力だけで生きている。

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