広告で犯してはならない失敗として、絶対にやってはいけない基本中の基本のミスが3つあります。
- クライアント(企業)名の表記ミス
- (イベント等)日付の表記ミス
- 電話番号・URL・メールアドレス等、連作先の表記ミス
柿子失敗二人組 / queenie522 一つひとつを説明する必要もないと思います。すべてがやってしまうとクライアントに大打撃を与えることは言うまでもありません。プロとしてもあるまじき行為です。
連絡先をミスることによる想像したくもないリスク
「1」はまあ論外として、「2」と「3」で挙げたミスのうち、最も痛いのは「3」です。 「その商品が買いたくて問い合わせしたらヤ○ザ屋さんの事務所につながった」 なんて悲惨な話もあるくらいです。かつて同僚がこの過ちを犯してしまったことがありましたが、幸いにもその電話番号は空いており、版元側が無事買い取りに成功、かかってきた電話は、そこからクライアントに転送するという荒技をやってのけたそうです。 想像しただけで辞表の書き方をググりたくなるような大失敗です。
紙かWebかでまったく異なるダメージの深さ
ただし、これらは掲載媒体によってダメージの度合いが異なります。つまり、『紙』か『ネット』か。
紙なら完全にアウトです。
丸刈りにして土下座を試みようが、泣きながら座り小便ちびろうが、謝り倒して最後には軽く逆ギレしてみようが、クライアントはそうそう許してくれるものではありません。
解決するには、それ相応のフォローが必要です。でないと、力関係がすべての弱小会社などバッサリ切られてしまうのです。 ところが、ネット広告なら話は別。早急な修正が可能になります。モノにもよりますが、電話番号くらいなら1分程度で修正・再UPできます。 後は電話口で頭をデスクにこすりつけながら、卑屈なまでに謝罪すれば万事OKです。 なぜ、こんな話題をするのかと言いますと、、、実は今日、この仕事について初めてやっちゃったのです。 ある意味、「1」「2」「3」のどれよりもエゲつない、リンクの設定ミスを。
具体的にいうと、『A社の詳細はコチラから』という文言にリンクを貼り付けたものの、行き着く先の設定がライバル業者のB社にしてしまっていたのです。
言い逃れなんて、できやしない。
クライアントから電話で指摘を受けたとき、瞬間、なに食わぬ感じでこっそりリンク先を修正し、
「え? ちゃんとつながりますけど何か?」 的な反応で乗り切ろうとも画策しましたが、バレたら首がすっぽーんと飛んでしまうかもしれないので冷静さを取り戻しました。 「誠意」として要求されたのは、2万円分の商品を1つ作ること。ま、この程度にすんで良かったと言えば良かったのですが……。 仕事での痛恨ミス、皆さんの業界でも色々あるでしょうが、どうぞお気を付けくださいませ。
【追記】
「誠意」を表明するためにクライアントのもとへ向かいましたが、蓋を開けてみると、なんと黒字。実はその場で要求されたものが無茶すぎて、「それはないでしょう」と交渉したのです。純粋に受けていたら大々的にプラスですが、マイナス2万円を引いても利益率60%を優に超えました。 人間、タダで転んではいけませんね。]]>