ライターという職業に就いてかれこれ4年ほど経ちますが、取材(インタビュー)時において、未だに超苦手なことが二つあります。
一つは、広報担当者の同席。
もう一つは、概要ばかりをかいつまんで話す取材対象者。
Hollywood Interview! / Christian Haugen
広報担当者の同席
広報担当者の同席を嫌う理由は、 僕の話術がマンツーマンの状態でないと活きにくいスタイルだからです。具体的にいえば、ギャグやお世辞が言いにくい。
僕の場合、取材する相手はほぼ100%専門職の方々です。そして、若い女性が多い。若い女性は男性と違い、取材自体を恥ずかしがったり、緊張したりして、話が途切れ途切れになるケースが多々あります。そこで活きるのが僕の軽~いノリ。カメラマンさんが「すごいね」と評してくれるほど、まあまあ上手いようです。
しかしこれ、広報担当者がいると少々やりにくい。
「なんだこのふざけたノリの若造は」
と思われるのが怖くて、とてもじゃないができやしません。だって、広報担当者を怒らせたらお仕事自体が無くなってしまう恐れがありますから。フリーでやっているならまだしも、会社の金看板にドロを塗る訳にはいかん。結果、ぶつぶつと呟くような口調で、暗~く取材を進めることになります。
概要ばかりをかいつまんで話す取材対象者
もう一つ、概要ばかりをかいつまんで話す取材対象者。会話のキャッチボールをすぐに投げ返す人、とも言いましょうか。抽象的な表現で本筋だけを簡潔に述べ、
「で、他に質問は?」
という顔をなさります。専門的な会話のなかでこれをされると、こちらも話を追っていけません。
「あの、もう少し具体的に、言っていただけますか……」
とお願いすると、
「え?例えば?」
いや、その例えばをアナタに話して欲しいのだけれど
本日の取材対象者はこんなお方でした。まあ、要は自分のチカラ不足なのが原因なんですけどね。
一人前にはまだまだ程遠いです。精進あるのみ。