추격자(The Chaser)以来、主演の김윤석(キム・ユンソク)が僕は大好きです。そんな好みを知ってか、韓国人の友達がDVDをプレゼントしてくれました。
前評判で面白いと聞いていたので早速観てみましたが……。
사투리(訛り)が難しい
鑑賞から15分ほど経過した頃、心のなかで叫びましたよね。
ストーリーはこんな感じです。
2009/韓国 上映時間117分
監督・脚本:イ・ヨヌ
出演:キム・ユンソク、チョン・ギョンホ、キョン・ミリ、ソヌ・ソン、シン・ジョングン
停職中に妻の金を持ち出して博打で大儲けするも、突如現れた強盗にその金を奪われてしまった片田舎の不良刑事ピルソン(キム・ユンソク)。その強盗犯が指名 手配中のソン・ギテ(チョン・ギョンホ)であることを知った彼は、ギテに闇討ちを仕掛けるも失敗。しかも、そのことを問題行動と指摘された彼は、刑事をク ビになってしまう。大金と仕事、そして妻と娘からの信頼も失ったピルソン。すべてを取り戻すために、執念でギテの行方を追うが…。(「韓流シネマ・フェスティバル2010」より)
で、ですね。出てくるのは方言(忠淸道らしい)ばかりで、特に中年おじさん達の話す言葉が僕には謎なんです。登場人物はほぼオッサンなのに。
なんとか4割くらいは理解できましたが、ストーリーがぼんやりとしか分からないのでもどかしい!
「この映画を観るためにもう少し韓国語を磨きなさい」
そういう、友人からの心の声だろうと解釈し、鑑賞を諦めかけたそのとき! 何気にDVDの設定を観てみると・・・
あるじゃないか、韓国語字幕!
これでもう怖いもんなしです。僕の語学勉強法でもある、外国語字幕表示。よく分からないところは字幕で一件落着!!
勝てない相手に意地だけで挑み続ける男の物語
前フリが長くなりましたが、観た感想は普通ですかね・・・。あらすじにある通り、すべてを踏みにじられた刑事が脱獄犯に挑む!それ以上でも以下でもないストーリーです。
もっとシンプルに言えば、ただ勝つまでケンカをやる男の話です。
ある程度楽しく鑑賞できたのは、김윤석という役者さんが好きだからです。女房役の견미리(キョンミリ)さんも良かった。『チャングムの誓いの』時から思っていましたが、この人の、あの耳をつんざくような声がいいです。あんな奥さんにあんなデカい声で怒られたらストレスが半端なく溜まりそうですね。
主人公の友人でチンピラのリーダー格の男も好きです。まさに田舎ヤクザの代表格といった、いわば昭和の風味をこれでもかと醸し出しています。
また、主人公に“必殺拳”を伝授した格闘技の師範代も最高。あの、ブルース・リーを劣化させたみたいな外見がもう素晴らしいです。空気を読めない結構なアホキャラですが、最後に主人公が勝利できたのは彼の必殺拳のおかげなので、影の功労者と言えるでしょう。
最後に犯人役のソン・ギテ(정경호)ですが、「イケメンの強い兄ちゃん」という印象しかありません。彼のキャラクターがもう少し印象深ければ、もっと楽しめたのかもしれません。
«追記»
日本でも公開されたんですね。日本語版で観るとより理解が深まるでしょうが……。김윤석好きにはオススメしたいです。