僕は腕時計にあまり興味がありません。携帯で十分ですし、作業の邪魔になるときがあるし、なにより行動がガサツなため、どこかにぶつけて壊してしまいそうで怖いです。
そんなわけで高級腕時計なんてもってのほか。持っているのは、『MONDAINE(モンディーン)』 や『Libenham(リベンハム)』など、“5万以下で買えるオトナ時計~”なんてタイトルで取りあげられるような時計ばかりなのですが、歳も歳なので、40~50万円くらいまでならいいモノを一つ持っていてもいいのかな~なんて思い出しました。
それからは日々、業務中に「高級時計 メンズ 30代」などのキーワードでいろいろ調べていたのですが、結局回りまわって選んだのが2万円程度の『Knot(ノット)』。業界初のSPA方式(製造と小売の両方を自社で行う)を採用したことで話題になった、腕時計本体とベルトをオーダーメードできるあの時計です。
本体1万8900円、ベルト2160円だったので予算余りすぎ。
KNOTで「いっか」と思った理由
単純に、そこまで時計好きでもないのに、高級時計なんか購入しても宝の持ち腐れじゃないかと我に返ったんですよね。服装も超絶カジュアルなものしか持ってないし。そこにお金をかけるなら、旅行や飲み食い(特に酒)につぎ込んだほうが余程いいのではないかと。
もちろん、だからと言って、あまりに、安かろう・悪かろうなのはみっともないので、パッと見は高級そうに見えて、なおかつ気軽に普段使いできるものがいいなと思いました。
「高級そうに見えて」なんて言っちゃいましたが、knotは、シチズン社のムーブメント(心臓部)や、高級時計に使用されるサファイアガラスが採用されていて、高級感を売りにしています。
確かに思ったよりモノはいいです!いいですが、あくまで価格のわりにであって、モノホンの高級時計と並べて勝負できるレベルではありません。ただ、それでいいと思っています。
大人が買う腕時計と聞くと、どうしても高級ブランドをイメージしてしまいますが、本来、腕時計というのはもっと身近にあるもので、肩の力を抜いて気軽に選べばいいんです。Knotの遠藤弘満社長だって、ある対談のなかで下記のように述べておられるじゃないですか。
遠藤:ファッション雑貨において試着が気軽にできないのは腕時計くらいだなぁって思うんです。
中山:たしかに、腕時計って宝石みたいな扱いですよね。
遠藤:おっしゃるとおり。昔は時計は高いものしかありませんでした。それに対してリーズナブルな「ファッション時計」というのが出てきました。
ただ、今の若い人って接客されるのをあまり好かなかったりしますよね。ファッション時計なのに売り方が高級時計と同じだから、ますます若い人が腕時計を買わなくなるんじゃないかと思うんです。僕が最終的にやりたいのは、メガネのJINSやZoffみたいな感じの時計屋さんをつくること。わいわいがやがやみんなが気軽に手に取って気に入ったら買う、みたいなお店をやりたいんです。
中山:素敵ですね。
高いものは、それはそれで素晴らしいと思いますが、僕のような思考の人間にはknotがマッチしているのかなと思いました。
着せ替え自由なカスタマイズ性は素晴らしい
時計本体とベルトを自由に組み合わせるアイデアは好きです。気に入った服は色違いを買いたいと思うタイプの僕(買いませんが)にはぴったり!
さすがに本体を2個買う気にはなれませんが、その日のファッションや気分なんかでベルトを着せ替えできるのは嬉しい。工具いらずで誰でも簡単にできるうえ、ストラップだけで30種類以上あるので考えるのも楽しそうです。
僕は、定番のホワイト文字盤&グレーと赤のNATO風バンドをチョイス。というより、バンドは店頭にこれしかなかったのですが。現在は在庫が追いついていないそうです。しかしまあ、悪くない組み合わせだと思っています。
そのうちいろんなバリエーションが発売されるでしょうから、今後が楽しみです。現在のラインナップでいうと、茶色やベージュのINYRECCIO LEARTHERも欲しいな。
まとめ
というわけで、コスパ重視の僕は満足しています。若干の大学生っぽさはありますが……時計というのは、服装や身に付ける人の雰囲気次第でいくらでも高く見えるものです。
モノホンの高級時計はまた気が向いたときでも。
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