つい先日、信じられないくらい大物のゴキブリと遭遇しました。まだ5月だというのにまったく恐ろしい限りです。これはもう、数ヶ月先にはわんぱくに走り回るであろうゴキブリ対策をするのが賢明だと確信しました。
人間のエゴで申し訳ないですが、できるならご対面は避けたいし、部屋に侵入されるのもお断りです。しかし、奴らの侵入を完全に防ぐにはこちらも相応の対策を取らなければなりません。少し調べてみると結構億劫で、面倒くさがりな僕には無理そう。
そこで、侵入防止はきっぱり諦め、「ご対面しない努力」と、運悪く出くわしたときでも「でき得る限りスマートに仕留める方法」について考えることにしました。家自体にはもうとっくに住み着いているでしょうしね。
以下に主な方法を挙げてみました。
【ご対面しない努力】
(1)粘着シートの設置
(2)待ちぶせスプレー
(3)ホウ酸だんごの設置
(4)アシダカグモ軍曹を招聘
【スマートな仕留め方】
(1)殺虫剤
(2)洗剤・ファブリーズ
(3)熱湯
(4)こっぱみじんに叩き殺す
(5)ペットと対決させる
では、順番に見て行きましょう。
ご対面しない努力
(1)粘着シートの設置
ゴキブリホイホイに代表される粘着シートを設置することで、奴らとの直接対峙を回避します。以前この作戦が功を奏し、一度に30匹程のゴキブリの子どもが獲れたときは卒倒しそうになりました。おかげでその夏は快適に過ごせましたが。
さて、捕獲後は「ゴキブリらがぎっしり詰まった粘着シートを捨てに行く」というミッションが発生します。これが僕にとって粘着シートのマイナス点。ちなみに姉は、「太陽の光でカサカサに滅びてしまえ」と、天気のいい日を選んでは処刑を実行していました。
(2)待ちぶせスプレー
ドアや窓の下など、侵入経路と思われるところに待ちぶせスプレーを塗りたくっておきましょう。そこを通ったくらいで死んでしまうほどヤワな奴らではありませんが、敬遠はしてくれるはず。実感としては、ゴキブリのみならずその他の不快害虫にもかなりの効果があります。
(3)ホウ酸だんごの設置
毒だんごを与えて昇天させてしまいましょう。ホウ酸だんごを食べたゴキブリの糞やその亡骸を仲間が食べると、そいつらも仲良く逝ってしまうそうですね。人間の悪意とは恐ろしいものです。
ところで、ホウ酸だんごを食べたゴキブリはどこで力尽きるのでしょうか?ちゃんと巣まで帰ってくれて、そこでお仲間も一網打尽ならいいのですが、そのへんで死なれても困ります。また、運良く大量死してくれた場合、その死骸は蟻などが運びだしてくれるのでしょうか? 想像すると結構イヤ。
(4)アシダカグモ軍曹を招聘
ゴキブリの天敵とされるアシダカグモ軍曹をお招きします。軍曹は食欲旺盛な方で、2匹もいらっしゃれば棲みついた家のゴキブリを食い滅ぼしてくださるんだとか。ゴキブリを全滅させた後は、次の餌場を求めて人知れずお引越しなさいます。そんな獰猛な方なら我々にも牙を剥くのではと思いきや、性格は極めて臆病。人間を見るとすぐに隠れてしまうシャイな方です。万が一噛み付かれたとしても害はありません。
唯一欠点があるとすれば、軍曹のお姿がゴキブリ以上にグロテスクなことくらいでしょう。
スマートな仕留め方
(1)殺虫剤
昔ながらの毒噴射でゴキブリの息の根を止めてしまいます。最近は強力な殺虫剤がたくさん発売されていて、効き目も抜群なのですが、どうしても即死とまではいかないのが不満なところ。 また、毒噴射に苦しむゴキブリが壁を這いまわったりする可能性もあり、精神衛生上よくありません。
(2)洗剤・ファブリーズ
密かに最強の対ゴキブリ兵器といわれる洗剤。これを奴らにかけると呼吸困難になり気絶、そのまま逝ってくれます。
ファブリーズにも似たような効果があり、シュシュシュッとかけてやると、しばし苦しんだ後まろやかな香りとともに絶命してくれます。 おすすめ度高し。
(3)熱湯
熱湯をかけると即死する……と言われています。昔一度試したことがありますが、確かに一瞬で動かなくなりました。しかしもう一度かけてやると、ドリフのコントのように大げさなリアクションで飛び起き、どこかへ逃げていってしまいました。気絶していただけなのでしょうね。
なので熱湯を使うなら、併せて洗剤orファブリーズのコンボをおすすめします。
(4)こっぱみじんに叩き殺す
予想外のところから突然出現したりすると本当に腹が立ちます。そんなときは、怒りにまかせてこっぱみじんにしてやりましょう。いくらか気持ちが晴れます。ただし後片付けをするときに正気に戻ります。
(5)ペットと対決させる
猫を飼ったことがある人なら分かるそうですが、猫がゴキブリを捕まえ、なぶり殺した挙句におやつにしてしまうそうですね。さすがの素早いゴキブリも猫のそれには敵いません。かわいい猫ちゃんを鍛えて迎撃に向かわせましょう。
猫ではありませんが、我が家ではセキセイインコを数匹買っていました。ゴキブリがインコの餌や糞を食べに来るので、夏になると、鳥かごの周りでよく遭遇したものです。
鳥にとって虫は捕食対象となるため、ひょっとしたらコイツらが活躍してくれるのでは?!と期待しましたが、これは個体によります。クチバシの一突きで瞬殺する気性の荒い奴もいれば(腹に風穴を開けられたゴキブリが大の字で倒れていました)、逆に追い掛け回されてビービーと鳴いて逃げまわるかわいい奴もいました。もっとも、怖いのはゴキブリも同じだったと思いますが。
例外
(1)見なかったことにする
奴らに出くわしたという記憶を脳内から消去します。するとあら不思議。本当に気にならないではありませんか。ただしこれを実践できるのは虫が平気な上級者に限ります。
いかがだったでしょうか。実はここ数年、やつらと遭遇もしていなければ気配すら感じたこともありませんでした。今後対峙したときのために、他にもこんな方法がある!といった方はぜひ教えてください。