先日、友人に借りた『단팥빵(あんぱん)』という韓国ドラマを観ました。
爽やかな恋愛ものでそれなりに面白かったのですが、最も印象に残ったのは、感動的なラストでも火花飛び散る恋愛バトルでもなく、このドラマに登場する男性たちの恋愛アプローチの仕方です。
たとえば、
- 惚れた相手の家の前で帰りを待つ(3時間以上は当たり前)
- 自宅が遠くても朝の出勤前に会いに行く
- どう考えても脈がないのにまるでどこ吹く風
- 思いきり振られているのに「考えなおせ」と言う
- 再度振られているのに「チャンスをくれ」と言う
上記の行動はもうデフォルトで実行されます(※)。日本でこれをやったらストーカー扱いされかねないですが、それはまあ文化の違い。何度でも這い上がる男の姿に愛の深さを感じることもあるでしょう。
大切なのは諦めないこと。最良の結果を得るために努力をし続けること。そう、
열번 찍어 안 넘어가는 나무 없다
(10回切って折れない木はない)
ということわざがあるではありませんか。まさに不屈の闘志なのです。
しかし、日本なら『三度目の正直』でせいぜい3回まででしょうか。
「1回目の告白はジャブ」
「2回目はストレート」
「3回目でラッシュだ」
等と自信げに言っていた友人を思い出します。ただ、『二度あることは三度ある』のことわざに従って見事に撃沈していましたが。
※韓国ドラマをあまり観ないので分からないですが、단팥빵に限ってのことではないですよね。
※実際は、何度アタックしてもダメなものはダメなので、あんまりしつこいと「열번 찍어 안 넘어가는 나무 있지」と言われます。