先日、帰国した韓国人の友人から、ソウルで就職が決まったとの報告がありました。30歳にして初めて社会に出るらしく、スタートが遅いぶん苦労も多いかと思います。
頑張れよー等と話していると、「初めは肩越で学びます」とへんな日本語で言いました。
ほぼそのまんまの意味・肩越しに学ぶ
何が言いたいのか聞いてみると、彼は後ろを肩越しから覗き見るような動作をして「こういう感じです」と言いました。なるほど。まさに「어깨 너머로 배우다」。初めは仕事を見て覚えるという意味ですね。
日本語でいうと、「背中を見て学ぶ」、または「技術を目で盗む」といったところでしょうか。
勝手なイメージですが、韓国で働くのはいろんな意味で日本より厳しそうです。特に上下関係はうるさく、目上の人には絶対服従のような空気があると聞いたことがあります。ちょっと昔の日本のブラック企業の香りがぷんぷん漂ってきます……。能力よりもコネがモノを言う世界だそうですし、職を見つけること自体ハードルが高そう。後日談ですが、この友人も親戚(政治家)のコネを使って入社したと言っていました(笑)。
韓国で長く働いている日本人、在日韓国人は、どのように文化の差を乗り越えたのでしょうか。機会があればそのあたりも一度調べてみたいと思います。