一本気関門から五稜郭タワーの土方歳三像へ 〜函館幕末巡りの旅5

公開日:2006/05/09 更新日:2021/10/22

朝っぱらから豪華海鮮丼をかっ喰らい、本日の旅程に備えパワーを充電。

徒歩で一本気関門へ

一本気関門(現在の若松町)にある『土方歳三最期の地碑』は、函館駅から徒歩15分くらいです。五稜郭へ行く前に黙祷を捧げにいかなければ!

途中、新選組ファンの間ではちと聞こえた『民宿・ザ・ひじかた』を発見。

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外観からでも業務に対する高い志とセンスの良さが感じ取れますね。土方歳三に関連のあるサービスは受けられるのでしょうか。後で調べてみると、民宿名はそれほど深い意図なく命名したらしく、オーナーの肝に感服です。今度函館に来ることがあれば泊まってみたいですね。

さて、一本木関門に到着。

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土方歳三の最期は諸説ありますが、最も有力なのが一本木関門のあったこの若松町です。馬上で指揮中に銃弾を受け倒れた土方はここで死亡し、五稜郭に埋葬されたといわれています(埋葬地も諸説あります)。さあ、黙祷を捧げたら次の目的地の五稜郭タワーへ。タワー横には土方歳三像があるらしく楽しみです。

五稜郭へ

土方副長を称える銅像は五稜郭タワー前の駐車場にもありました。…もうちょっと場所なかったのかな、と思いましたが、想像したよりも立派な銅像なので良しとします。

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写真を撮ろうとケータイカメラを構えた瞬間、聡明そうなカップルが私の前に割り込み、彼女の方が彼氏の腕にバストを押し付けながら私に話しかけてきました。

彼女「ね〜ね〜、写真撮ってくださ〜い」
彼女「(彼氏に)ここでいいじゃん、ここで撮ろ〜」
彼氏「おう。そうだな。どうもすいません。お願いします」

なんだコイツらはと思いつつ、
私「…ええ、いいですよ。じゃ、ハイ、撮りま~……」
彼女「ね〜ね〜、ところでこの銅像の人だれぇ~?」

…………………………………………………………………。

身の程をわきまえぬ無知で無礼な態度に嘔吐しそうになりました。しかし私も回天組の局長を務める身。ぐっと堪え、寛大に対応してやることにしました。

さて、立腹すると少々腹が減ったので、お昼前に『ラッキーピエロ』で腹ごしらえ。ここには、『土方歳三ほたてバーガー』なるものがあると聞いています。期待しないで食べてみることにしました。

ラッキーピエロ五稜郭店前

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まだ11時前というのに店内は大繁盛していました。みんな土方歳三ホタテバーガーがお目当てなのでしょうか。私も負けじと頼んでみます。

店員「いらっしゃいませ」
私「土方歳三ホタテバーガーってありますか?」
店員「…………………………」
店員「…………ハイ…ホタテバーガーですね」

なんだその間は。

オウム返しで「土方歳三」を抜かしたのも気になりました。「また幕末オタクが頼んできたよオイ」などと思っているのでしょうか。

出典:ラッキーピエロ五稜郭公園前店
出典:ラッキーピエロ五稜郭公園前店

味は極めて普通。でもホタテバーガー自体が私には珍しいのでOKです。

さあ、気を取り直して五稜郭タワーへ…と思ったのですが、ここは本当に観光客でごった返していて、息苦しくてすぐに出ちゃいました。最上階にもあった土方歳三象をパチリと撮って早々に退散。外の五稜郭跡地でのんびりしました。

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天気もよく最高の気分です。

五稜郭タワー内のお土産コーナーに陳列されていた『「土方歳三」 3Dクリスタル(台付)』が非常に気になり購入しようか迷いましたが、もう一人の自分が羽交い絞めで止めてくるのでサイフの紐を締めました。

止めておいて良かったなーなどと思いながら五稜郭を後にします。

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コウカ(kouka)
ライター事務所「k-note」代表。カメライター、フォトライター、漫画原作者。写真と落書き漫画を交えて文章を書くのが好き。詳細プロフィールはこちら、仕事の実績確認・ご依頼はこちらからどうぞ。

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