今日の単語もなかなか曲者の「챙기다」です。状況によっては日本語に訳しにくく、幅広い意味があるため、僕も苦労した単語です。
こういう言葉こそネイティブに聞くのが一番ですので、脳内彼女の하늘ちゃん(ソウル出身の美女)に教えてもらいました。
챙기다を理解するには?ポイントはここ!
ここからはわたくし하늘が直接書いています(仮名ですが実在します 笑)。日本語勉強歴は長いですが、住んだことはないので、おかしな文章があれば優しく教えてください:D
基本的には、「必要なものを取りそろえる」「欠かさずに準備する」という意味ですが、「物」を取りそろえるという意味以外に、「人の世話をする」「面倒をみる」「見守る」という意味もあります。
助詞は「~을/를 챙기다」で、動詞とともに連体形で使われる場合は「챙겨가다=取りまとめていく」、「챙겨넣다=取りそろえて入れる」、「챙겨먹다=きちんと食べる」、「챙겨보다=欠かさずに見る」などがあります。
「챙겨가다」の場合、実際、「가져가다」持って行くという意味とほとんど変わりません。ただ、「가져가다」よりは「きちんと準備して行く」というニュアンスが強いです。
人や家庭、集団などにも「챙기다」という表現を使いますが、日本語の「面倒を見る」「世話をする」より意味が曖昧で、なんとなく普段、あるいは長い間、その人に気を使っている様子を表します。世話をする、行動として何かを「してあげる」よりは、「見守る」「気を使う」、その中で気づいたら、そのときに何かをしてあげるという感じです。
챙기다の例文
人だけではなく、誕生日や祭祀(제사)など、人に関わる特別な日や行事などにも使われます。
내일 수학여행을 가기때문에 이것저것 챙겨야 할 것이 많다.
(明日、修学旅行に行くために、いろいろ準備しなければならないものが多い)
짐 챙기면서 빠진것 없이 다 잘챙겼어?
(荷造りしながら欠かせずに全部準備した?)
내일은 중요한 회의가 있기때문에 서류를 챙겨야 한다.
(明日は重要な会議があるため、書類を準備しなければいけない)
그는 주위 사람 생일을 잘 챙긴다.
(彼は周りの人の誕生日をよく覚える)
※覚えるだけでなく、お祝いのメッセジーを贈ったり、プレゼントを贈ったりするニュアンス
해외 에서 살아도 부모님 제사는 챙겨야 한다.
(海外に住んでいても、両親の祭祀はやらなければいけない
부모님이 외출하면서 동생 잘 챙겨라.
(両親が外出するときに弟・妹の面倒を見てね)
그 선배는 후배들을 잘 챙겨서 후배들에게 인기가 많다
(その先輩は後輩のことをよく考えてくれるので、後輩に人気がある)
※同じ動詞でも、状況によって様々な訳し方ができる。
いかがでしょうか! 챙기다。マスターして使ってくださいね^^