僕は大学時代に英語を専攻していたのですが、卒業後は中国語や韓国語など、他の語学にうつつを抜かしていました。そうするとあれま!綺麗さっぱり忘れるんですね。
英語で道を聞かれたときなんか、お前の4年間は何だったんだと親にヘッドロックされても謝り倒すしかないほど会話になりません。聞き取りだけならある程度できるんですけど。
このままではキッズ英会話の子どもたちにも後れを取ってしまう! というわけで、少し前からSkype(スカイプ)でできるオンライン英会話スクールを始めているのですが、3ヶ月くらい経ったところで、なるほど、こうやって選んどきゃ良かったと思うことがいくつかありまして。
どうせやるなら少しでも長く続けたいと思っている方々のために、僕が感じたスクール選びの注意点を挙げます。
1.美女・イケメン講師は在籍しているか
初っ端からなに言ってんのお前と思うかもしれませんが、中級者以上と違い、初級者はモチベーションの出どころが突発的であることが多いと、ある英会話スクールの関係者が言っていました。
ぶっちゃけ、英語って必ず必要というわけではないし、「喋れたらカッコいいな〜」くらいの動機ではじめた人は、ちょっと壁にぶつかると冷めてしまう傾向にあると思います。
そのモチベーションを持続させる意味でも、講師の質は大切です。特に美女・イケメンの力は絶大。スポーツジムなんかでも、優しいイケメンのトレーナーが教えてくれたらちょっとテンション上がりますよね。それと同じです。
たくさんの顔写真から指名できるという、オンラインならではのシステムをスクール側が敷いてくれているのですから、それに乗っからない手はありません。ぜひタイプの講師がいるか探しましょう。
【参考】
スクールによっては、顔写真だけでなく動画や音声データをアップしてくれているところもあり、「日本語上手いって言ってたけどそうでもないな」とか「早口だなー」とか「写真詐欺だなー」とか、いろいろ分かります。
2.日本語可能な講師はいるか
オンライン英会話は基本的にマンツーマンなので、ある程度会話ができる人でないとレッスンが成立しません。
まあ、こっちが初心者なら簡単なやり取りしかしないですし、相手の言ってることも分かるのですが、ちょっと応用を利かした質問(今日1日で印象に残ってることを教えてくれないか?とか)をされるともう混乱。「Ahーm」「Ohーm」「Eーっと」「ちょっと待ってね」とかで会話にならないことがあります。
そんなとき頼りになるのが日本語ができる講師です。こちらが困っていると日本語で助け舟を出してくれるので、本当に助かります。これが日本語不可の講師だと、助け舟も英語なので乗っかることができず、溺死の道をたどる恐れがあります。
言いたい表現や単語が分からないとき、それを日本語で質問できる点も○。ニホンゴワカリマセンな方の場合、その質問自体も英語でしなければいけないのでハードルが上がるんですよね。かろうじて質問できたとしても、もちろん英語で返ってくるため、文法的な説明だと特に、分かったようで分からないことが多いと思います。
なお、日本人講師もいいですが、個人的には緊張感に欠けるというか、甘えが出てしまうので、僕は日本語可能な外国人講師のほうがいいです。ただこれは、「昔はオールイングリッシュの授業を受けてたんだぜ」というクソみたいなプライドから来ているものであり、本当に初心者の人なら日本人講師でもいいと思います。
3.フィリピン人の英語でもOKか
コストを下げるため、オンライン英会話スクールの多くはフィリピン人講師を中心に採用しています。フィリピンでは英語が公用語の一つとして教えられていますし、フィリピン人講師の使う英語にほとんど問題はないと思うのですが、どうしても気になるという人はネイティブスピーカーのいるスクールを探しましょう。
こんなことを言ってる人もいますし。
フィリピン英語に訛りがあるのは確かです。ただ個人的には、初心者のうちはフィリピン人だとかネイティブスピーカーだとかにこだわる段階でないかなと。まずは英語に慣れ親しむことが大切であり、それからのことはもっと上手になってから考えればいいと思っています。
一方で、はじめが肝心というのも分かります。きれいで間違いのない英語を学びたいという人は、格安スクールではなく、ネイティブスピーカーが中心の少し高めのスクールを選びましょう。
【参考】ネイティブ講師が在籍するのオンライン英会話スクール
■アルクオンライン英会話:https://eikaiwa.alc.co.jp/
■バーチャル英会話教室:https://eikaiwa.alc.co.jp/
■Hello English.us! http://www.onlineeikaiwa.jp/
■カンバセーションズ・ダイレクト http://www.conversationsdirect.com/?lang=ja
■ECCウェブレッスン http://www.eccweblesson.com/
■イングリッシュエブリウェア http://englisheverywhere.com/
■ALI Online Lessons https://online.alinet.jp/ ほか
4.レッスンの繰り越しは可能か
1コマ(25分)数百円など、どこかの誰かが苦しんでいるっぽい価格をウリにしているスクールが目立ちますが、1レッスンの単価に惑わされないでください。それは月額固定費をある程度かけたときの割引価格であり、それなりの頻度でレッスンを受ける人用に作られたプランです。
【参考】レアジョブ料金表
プラン | 月額 | 1コマあたり |
---|---|---|
毎日25分 | 5800円 | 187円 |
月8回 | 4200円 | 525円 |
毎日50分 | 9700円 | 156円 |
毎日100分 | 1万6000円 | 129円 |
忙しい社会人なら週末の2日だけなんてこともあるでしょうし、仕事に追われてそれすら満足に消化できないこともあると思います。したがって、レッスンの繰り越しができるかどうかは重要。ほんの数千円かもしれませんが、なにもしていないのにポイントやチケットが消えていくのは(自分のせいとはいえ)悲しい気持ちになります。
ポイント制の場合は、ポイントの買い足しが可能かどうかチェックするといいでしょう。(これは普通にできる…と思います)
【参考】レッスンの翌月繰り越しができるオンライン英会話スクール
■ワールドトーク:https://www.worldtalk.jp/
■レアジョブ(月8回プラン):https://www.rarejob.com/
■etoc http://www.etoc.biz/
■Ling.en http://www.ling-en.com/
■eサラダ http://e-salad.jp/ ほか
5.予約は取りやすいか
いくら良さそうな講師がいて、価格も満足、繰り越し対応など周辺環境が整っていても、肝心の予約が取れなかったら意味がありません。
予約の取りやすさは、在籍している講師の数と直結します。したがって、できるだけ規模の大きいスクールのほうがストレスなくレッスンできるでしょう。人気講師(ビジュアル含む)ほど詰まっていますから、この人がダメならこの人…というように、代わりの効く講師がいるかどうかも要チェック。
早朝や深夜レッスンなど、待機している講師が比較的少ない時間帯に勉強したい人は、特に講師の予定をチェックしておきたいです。
さいごに
以上、簡単に挙げましたが、どのスクールにも無料体験レッスンがあるので、まずは試してみるのがいいと思います。
美女やイケメンでなくとも、いい講師と出会えて、サービス環境にも満足できればちゃんと継続できますし、英語力も上がっていきます。証明のためにTOEICのビフォーアフターなんかを晒そうと思いましたが、大学時代の友人(留学経験者)にやめとけと言われたので、もう少しマシになってからにします。