来年は「正月太りをしないこと」が目標のコウカです。ですがあっさり達成できない気もしています。
先日はお気に入りのEOS 70Dを持って、エキスポシティ(EXPOCITY)内にできた話題の水族館・『ニフレル(NIFREL)』に行ってきました。「いろにふれる」「わざにふれる」「すがたにふれる」など、7つの「ふれる」をテーマにそれぞれ展示の仕方を工夫しているのが特徴で、水族館だけでなく動物園も併設しています。
施設名のニフレルは「〜にふれる」というコンセプトから採用したそうですが、練ったんだかそのままなんだかよく分からない微妙なラインが好きです。
まあしかし、撮影としては惨敗ですわ。やっぱり水族館は難しい!!
カメラ好きの友人たちと一緒に行ったのですが、ものの見事にそろって敗北。初心者には向かないスポットだと分かっていながら、ここまで難しいものだったのか。
ちょっと悔しかったので、以下に水族館の撮影が難しい理由や、失敗して学んだ撮影テクニックなどを振り返りたいと思います。
被写体が動くためピントがブレる
一番の原因はこれ。魚は結構なスピードでちょこまか動き回るため、ピントを合わせるのが難しい被写体です。
AFを追従モード+連射へ
これに対応するには、AF(オートフォーカス)の設定をAIサーボ(呼び名は各社でそれぞれ)に変更し、被写体を追従できるようにしておくことです。それでも失敗する場合は連射でカバー!
日の丸構図など、被写体を捉えやすい構図で写すのも一つでしょう。また、今回は試していませんが、流し撮りの方式で撮るのも面白いと思いました。
館内が暗いためピントがブレる
水族館は基本的に暗いです。ニフレルでは演出のため明るくなったり暗くなったりしましたが、基本的には光が足りず、こんな感じで手ブレしてしまいました。
ISO感度を高めに設定する
ISO感度は分からなければオートでOKだと思いますが、しょせんはオート。適正な数値でないことがあります。暗いところだと1600〜3200、場合によっては6400まで上げても構わないでしょう。ただし上げ過ぎるとザラザラした質感になってしまうため要注意です。
上げ過ぎ&妙な補正をした結果がこちら↓
光が特殊で思い通りの色に撮れない
水族館の水槽は、天井の照明や誘導灯など複数の光が混ざり合っていることがあります。そして、水中を通過してきた光というのはちょっと特殊で、なんだか緑っぽく写ってしまう印象があります。
WBを白熱電球モード系へ
できるだけ自然な色合いで撮るには、WB(ホワイトバランス)を白熱電球モードにするか、カスタムで3000Kあたりにするなどして、強制的に青っぽくしてやるといいと思います。もちろん、それもケース・バイ・ケースなので、一番いいのはRAWで撮って後でレタッチ!!です。(ちなみに今回はすべてJpgで撮ってしまいました・・・)
これ↓は、色合いは意図したとおりですがピントが甘いですね。。。こういう幻想的な光を楽しめるのが水族館ならではの良さなのに、もったいない!
他にも、F値を開放(数値を小さく)にする、シャッタースピードを早くする、ガラスの映り込みに注意するなど、たくさんの気付きがあったので次に活かしたいと思います。幸い京都にもしょぼい水族館がありますし……そう!私には次があるんだ。烈さんと違って何度でも練習ができるんだ。
動物園では人工物を除去し、ネバリ強く撮ること
暗い水族館コーナーを抜けると、お待ちかね!の動物園コーナーが拡がっています。ここには、ホワイトタイガーやイリエワニがいてテンションMAXになりましたが、どっちもひたすら寝とる!
Twitterで検索すると、ニフレルに行ってきた人のほとんどがこの眠りにこけるホワイトタイガーをアップされていたことから、よく寝る子なんでしょう。
さて、動物の撮り方の基本は大きく2つ。まず、できるだけ人工物を入れないこと。なのでこれらは悪い例。
意図して入れるのはもちろんありです。
そして、シャッターチャンスを辛抱強く待つこと……なのですが、ホワイトタイガーはずーっと寝ていたし、こいつらはバタバタ動き過ぎるので、ろくなのが撮れず。
かと言って、こういうカットは面白くない。練習あるのみですね。
さいごに:『食べる水』を食べてみた
以上、水族館の難しさにコテンパンにやられましたが、ニフレル自体はすごく楽しく、その世界観を堪能しました。
もちろん話題の『食べる水』も食べましたよ。結論から言うと「ほんのり甘いゼリー」で、リピートしてまで食べたいとは思いませんが、まあ思い出ですね。店員さんに「割るときは注意してね」的なことを言われるので、爪楊枝を刺す瞬間は緊張しました。