日韓混合のグローバルガールズグループ・IZ*ONEのコンサート映画が、2020年8月7日(金)より日本でも公開されました。題名は「EYES ON ME : THE MOVIE」。再放送ながらもプデュ(PRODUCE 48)を見て大ファンになった僕が観に行かないわけがない。
ところがこの映画、コロナの影響か、NiziU旋風に吹き飛ばされたのか、閑古鳥が鳴いているそう。ボヤボヤしているとあっという間に上映終了になりそうなので、仕事をほっぽりだしてレイトショーを観てきました。するとアラびっくり。見事に貸切状態でした。
誰もいないレイトショーの贅沢感好き pic.twitter.com/yGvpkyOPHF
— コウカ@カメライター・フォトライター・漫画原作者 (@kouka17) August 17, 2020
IZ*ONEのファン層は女子中高生が中心だそうですから、レイトショーにいないのは当然として、若い成人女性やカップルもいなかったのはラッキーでした。
いえね、好きなもの好きと言って何が悪い!と思う一方で、こんないい歳したおっさんが独りアイドルの映画を観に来ているってキモいと思うんですよ。自分でもキモいと思うもん。
さて、前置きが長くなりましたが、そんなおっさんが「EYES ON ME : THE MOVIE」を観てきた感想を率直に語ります。
WIZ*ONEでないと付いていけない
冒頭で、僕は「IZ*ONEの大ファンだ」と言いましたが、謹んで前言撤回いたします。僕は彼女らのファンである総称の「WIZ*ONE」でもなんでもありませんでした。音源は全て購入していますが、グッズやイベントに課金したことはないし、出演情報のチェック等をしたこともありません。
だから全体を通して強調されている「私たちはWIZ*ONEと一緒よ」という空気感の居心地が悪い……。そんな台本感のある発言はいいから、ライブ映像をもっと!秘蔵映像をもっと!ユリとユジンをもっと!みたいな気持ちになりました。
しかしTwitterなどで他の人の感想を読んでいると、みんなその空気感にめちゃめちゃ感動しているじゃないですか。「冒頭から泣いた!」とか「今日でリピート3回目!」とか、温度感が違いすぎて「よかった〜あの空間に俺独りで」と心の底から思いました。芸能人のファンになるという才能が欠けているんでしょうね。
1000%と다시 만나がない!
僕はあくまでプデュ48という物語のファンなのだなぁと再確認したのが、IZ*ONEメンバーによるプデュ時代の曲のライブ。『Rollin’Rollin’』『Rumor』『너에게 닿기를(To Reach You)』『I Am』のライブ映像でテンション爆上がり!!でした。広い館内におっさん独りですけど。
もちろん、オリジナルメンバーの方がいい部分が多いけど(Rumorの班長とかRollin’Rollin’のドアナヨンとか)、IZ*ONEバージョンもいい。個人的には、Rollin’Rollin’の「I just wanna U〜」という歌詞で、白間美瑠とイェナのイントネーションが違うのが新鮮。あと、オリジナルだろうがIZ*ONEバージョンだろうが、너에게 닿기를のチェウォンがマジ天使。
となれば、他のコンセプト評価の曲も期待したのに、なぜか『1000%』『다시 만나(See Yoi Again)』はない!! 1000%は、映画の前半でチェヨンがその歌詞を口にしているシーンがあり、これは伏線に違いない!!と待ち望んでいたら、華麗にスルー……。おかげでおじさん、帰宅してからYou Tubeで1000%と다시 만나を検索しちゃったよ。
メインボーカルのユリ強い
非常に良いと思ったのは、メンバー12人が満遍なく登場していること。センターのウォニョンや、日本人メンバー・エースの宮脇咲良に偏りがあるかと思いきや、全員がバランスよく使われていましいた(カンちゃんがちょっと少ない気はしたけど)。
しかしライブ映像に絞ると、唯一無二のメインボーカルであるユリは抜かれるシーンが多く、ユリファンとしては満足度が高いです。オモシロ担当という意味ではイェナのシーンも多かった気がするけど。なにか明確なポジションを持つって大切ですね。おっさんですけど少女たちに再認識させられました。
DVDが出たらたぶん買います
以上、なんちゃってファンである僕にマッチしている映画だったかは微妙ですが、大画面で観るライブ映像は圧巻です。IZ*ONEが好きな人には、例え僕のようなおっさんであってもオススメします。
例の投票操作問題で解散危機までささやかれたIZ*ONEですが、12人とも本当に仲が良さそうでほっこりします。願わくば、契約期間後も定期的に舞台に上がってほしい。